決戦前夜
神戸編の振り返りは直前になってしまったので、武道館公演が無事終了してからまとめて振り返りたいと思います。
という訳で、とうとう武道館公演初日まで後1日と数時間
ダンサブルだったfotwツアーと打って変わって、多めに演出されていた振り付け部分を展開や役作り、映像を使った演出、純粋に音楽だけで魅せる場面など多方面のアプローチからバランスよく演出されていたアリーナライブもとうとう武道館のみとなりました
ライブの演出において失敗を恐れず新たな挑戦をする姿勢を不安視する声もあったかと思いますが、ここまで「変える所」、「変えない所」の感覚、共通認識が絶妙なバランスで演出されているとは思いませんでした
まさに8年9ヵ月のKalafinaの集大成のライブだと自信を持って言えます。
個人的には純粋に盛り上がる日と、心に焼き付ける日両方作って週末を楽しみたいと思います。
前回の公演で手拍子の奇跡を起こした武道館、今回はどんな奇跡が起きるのかな…?
Kalafina Arena Live 2016 神戸公演 ~その1~
振り返っていきますよっと。
ここではライブの開演前までの回想です。
次からはネタバレ満載の感想なのでご了承ください。
今回の会場は神戸ワールド記念ホール
Kalafina初の神戸公演にて、初の関西圏でのアリーナ公演
しかもドラゲーの聖地でもある神戸ワールドの舞台!
まさに下半期最大のビッグマッチといったところ
最近になって、'ライブにおける観客の乗り方の重要性'について再認識してきたので、リリースイベント以外では初鑑賞のお客さんが多いであろう神戸がどういう雰囲気になるのか楽しみでもありました
関東の規模の大きい公演になると、どうしても開演間近まで数人で集まってペラペラ喋ってるお客さんはキャパが増えるほど多くなりますが、どうしても緊張感に欠ける雰囲気を作り出してしまう気がします
ライブを観に来たのか、知り合いと喋りに来たのかどっちなのかと
個人的には、一言も喋ってはいけないようは張り詰めた空気感の中で、息苦しくなったり脈が速くなるような緊張感を楽しみながら開演まで静かに浸っていたいというのが本音
まぁ、この辺はルールとマナーさえ守れば何をするにも自由なので皆が好きな楽しみ方をすればいいんですけどね
会場周辺はコンビニが1軒あるくらいで周りには何もない
何もないどころか、片側2車線の交差点ですら信号機が無いという
ちなみにポータルは会場前に1つ程度(2階の喫煙所からは入らず)、ポケモンはコイル、ビリリダマ、タマタマくらい
チケは初日がA6、二日目がB7という最近よく遭遇する「初日が一番良くてそこから尻すぼみ」パターン
アリーナはもちろんパイプ椅子ですが、それでも両日共に隣が空いていた(二日目は通路から3席独占)ので、自由に遊べる恵まれた環境でした
アリーナの位置からだと、一段高いところにいるFBMを見上げる形になるので見にくさはありましたが
そういう意味ではスタンド席にもアリーナにはない楽しみ方があるんですよね
ここから長くなるのでライブの回想は次回へと…。
Kalafinaとの出会い
このブログはこれが書きたくて開設したようなものです。
本当は神戸公演の感想を覚えている間に書きたいのですが、手始めに振り返ってみたら
ライブの感想まで辿り着かなかったので別枠で
とは言いつつも最初に触れたキッカケは全く覚えてないんですけどね
なんとなく覚えていることは
・「空の境界」は高校時代の同級生が小説版を持ってのでタイトルは知ってた(未読)
・高校時代、「ニコ動でアニソンを漁り、良い曲があったら落としてiPodに入れる」という倫理観もクソもない活動をしていたのでその辺りで聞いたかも知れない
・アニスパを筆頭にアニラジ大好き時代あったので、曲とアーティストが頭の中で一致したのはここかも知れない
要は一目惚れではないと言うことですね。
当時はアニラジ大好き→声優大好き時代真っ只中であり、水樹奈々、茅原実里を優先してお金も時間も回していたので、当時惚れるような下地が自分の中になかったということでもあります。
「好きなアーティストはイベントに行ってナンボじゃ!」という性格で、地方で学生となれば必然的に資金繰りは厳しくなる為、枠がない時には新しいアーティストには全く目が行かない
そういう理由でちょっと面白そうな方がいても、第二第三の魅力(歌手の方なら曲が良い、歌の魅力意外と3本目の柱、声優では可愛い以外に喋りのスキル)がないと縁のない方もチラホラ
そんな中、「Kalafinaもライブで見てみたいなー」と思っていた記憶があるのは2010年夏辺り(ちょうどRed moonのツアーの開催告知をしてた頃)
この頃は当時推していたアーティストに若干飽きつつあったので、そろそろ新しい人を探したいなと思ってた頃
たいだい推し始めて2年でモチベーションが一定まで落ち、目標を見失って切ってしまうか、継続できる心の拠り所や魅力を感じて安定するかを見極める時期なので、この頃は惰性で行っていたイベントもチラホラ
それでも当時行かなかったのは、数万かけて新規発掘を目指して失敗するのを避ける為の、ただの安全策
一応ツアーのスケジュールもチェックしていた記憶はあるんですけどね
初めて行くアーティストのライブで一か八かを狙うより、飽きつつあってもよく知ってるアーティストでしっかり75点を取りに行っただけでした
転機が訪れたのは2011年4月のMagiaツアー大阪公演
東日本大震災が発生し、当時行く予定だった関東のライブイベントが中止せざるを得ない状況になってぽっかりスケジュールが空いてしまった時期でした
その時、ちょうどチケットを余らせていた知り合いから誘われたのがキッカケでした
当時は「ちょうど行ってみたかったし、某イベントのチケット代も足代も帰ってくるから行ってみようかな」という驚きの軽さ
キッカケとしてはこれくらいの軽さもあり得ると思いますが、震災後初の公演でも合った為、今となってもそんな呑気に観ていいものではなかったという後悔もありますが
その程度のモチベーションだったので、ライブ自体は楽しかったものの次に繋がる感触はないまま終わりました
今に繋がるきっかけを作ってくれたのは2011年のAnimelo Summer Live 2011
2008年から毎年行っていた(2014年で引退)イベントでKalafinaは二日目に出演
当時出演決定した際の反応としては、空の境界を筆頭にアニメのタイアップを歌っていたものの、まだアニソンイベントへの馴染みもなく、フェスの出演等の露出はこの時期から頑張り始めていたタイミング
ファンもこういうイベントに来るような客層ではなく、アーティストもファンも'お客様'扱いされてる感が漂う出演となりました
そんな中、当時の自分がやたら燃えてたのは、一言で'アウェーだから'
タレントのプロモーション展開の一環としてやってるだけの声優クラスとは「レヴェルが違うんだよ!!」と対抗意識を出してドヤっていたのが楽しかっただけなのかも知れないけど
そんな中、披露したのがMagiaとSprinterの2曲
「Magia」は当然として、残り1枠は「輝く空の静寂には」や「光の旋律」が有力視されていた中で、ライブでのKalafinaの魅力が詰まった「Sprinter」をこのアニサマで持ってくる姿勢に惚れたのが全ての始まりと言っても過言ではないくらい
CD音源は4人verのものしかなく、Live音源として発売されているものも、アコースティックverのみの為、'3人の今'を感じられるのは生のライブかDVDしかない訳です
その'Sprinter'をアリーナBで生で聴き、おまけにけこ様に指を指されてしまう(大いに勘違いの可能性アリ)となれば何も感じない訳はないでしょう
このように当時の思い出をだいぶ美化して書いていますが、曖昧な記憶を自分の都合のいいように書き換えていることも多いです
この時だって、「大半の客はまだ魅力に気付いていない、俺達だけが知ってる名曲きたぜ」という風に高まってただけだっただけで、特に何も考えていない可能性もあるんですけどね
元々のスタンスが「漫画とアニメほとんど見ず、ゲームも暇潰し程度のものしかやらない」タイプで、アニソンとして「アニメが好き」というアプローチをかけられない中でアーティストに対する想いや曲に対する想い、モチベーションを一から作り上げないといけない環境の中、Kalafinaの魅力に気付けたというか、Kalafinaを魅力的に感じるタイミングだったことも幸運だったかも知れません。
まぁ、そんなに好きならタイアップ先のアニメくらい見てやれよって話なんですけどね
そして、アニサマのフライヤーの中にKalafina LIVE TOUR 2012 "After Eden" の告知チラシがあり、FC先行の締切も3日猶予があるタイミングだったので早速飛び込んでしまいます。
その後ツアーで良い番号を回して貰えたので、西日本を中心にライブハウスの近くで見せてもらい、ライブ活動におけるファーストチョイスとして今も安定して好きなまま今日に至る…という訳です。
こんな感じで2500文字も長々と書いてしまいましたが、自分の記憶を改めて整理する為にも、書き留めておきたかったのです。
Arena Live武道館公演へ当時の記憶や想いを色々と整理しておきたかったというのもありますが